和風の住宅を建てると決めてから実際に建つまでに流れ

和風住宅を建てると決めてから、実際に建つまでの流れを事前に知っておくことは大切です。建築をする業者は年間に多くの物件を扱うプロですが、建築主は一生の間に何度も家を建てるわけではないので、情報格差が生まれます。せっかく自分の資金で建てる家が、すべて業者の主導で行われるのは問題です。建築主は実際に建つまでの流れを把握し、どこが大切な時期かを見極め、適切な関与が必要です。家を建てる場合、手続き上のポイントは二つあります。一つは金融機関からの融資、もう一つは、建築確認申請です。建築主の主導で行われるのが金融機関からの融資を受けるための手続きで、業者にとってポイントとなるのが建築確認申請です。建築主は業者を選ぶと同時に、金融機関から融資の目途をつける必要があります。

融資確定と業者への依頼が同時に進む設計段階

和風住宅を建てると決めたら、建築主は依頼する業者を決める必要があります。合わせて、融資を受ける場合は金融機関への申し込みが必要です。設計を設計事務所に依頼するにしても、依頼した時点から料金が発生します。一方、金融機関への融資の申し込みでは、ある段階から建物の正確な面積が必要となります。面積を申込書等に記載しないと正式な審査が行われません。すなわち、融資が確定していない時期から、設計に関しては業者に依頼しておく必要があります。ある程度、設計が進まないと、正確な面積が出ないからです。もし、融資の申し込みが受け付けられなかったら、設計料の支払い義務だけが発生することを知っておく必要があります。通常、融資の決定前に設計が進められ、建築確認申請が提出されることになります。

地鎮祭から上棟式を経て完成に至る現場

和風住宅を建てる場合、内容のほとんどは設計段階で決められます。構造や内外装、設備や外構に至るまで、設計図に細かく記載されます。建築主が変更等を希望する場合は、設計段階で指示する必要があります。現場が始まれば、ほとんど変更はできません。打合せを経て設計が終わると、建築基準法で定められている建築確認申請が建築主を申請者として提出されます。同時に、工事業者の見積りが始まります。建築確認申請が下り、業者の見積りが出た段階で、建築主と業者による建築請負契約がなされ、工事が始められる状態となります。工事料金に不満がある場合は、契約前に調整する必要があります。工事がスタートすれば、建築主の仕事は地鎮祭と上棟式を主催することに移ります。和風住宅の建築は大工の棟梁によって仕切られるので、棟梁と良好な関係を築く事が大切です。上棟式が済めば工事には一気に進み、引渡しとなります。引渡しの時点で建築主は、工事代金の残金分を支払う必要があります。