和風の住宅の建築を依頼する業者の探し方

日本の伝統を継承する和風の住宅は、依頼する業者を簡単に見つけることはできません。洋風建築に押されて、伝統建築を建てる人が少なくなっているからです。それでも、自然と共に生活する伝統建築の需要は根強く、一定の業者が施工を担当しています。業者は大きく分けて、ハウスメーカーと工務店があります。ハウスメーカーの全てが木造の伝統建築を担当しているわけではなく、一部の業者に限られます。工務店も一般の木造住宅ならば施工できても、伝統建築の施工は苦手な業者もいます。設計においては、木造を手がける建築設計事務所であれば、大抵の設計はできます。いずれにしても、伝統建築は施工実績のある業者に依頼することが必要です。さらに、数奇屋風建築となると、設計者も施工者も限られてきます。

伝統建築を手がけるハウスメーカー

ハウスメーカーは一般に、工場生産によるプレハブ建築を得意としていますが、中には、和風住宅を得意とするメーカーがあります。伝統建築の中には、構造も外観も、全てを伝統的な工法で行う場合もありますが、ハウスメーカーの場合は、外観は伝統建築に見せながら、構造には最新の技術を用いています。業者を選ぶ場合は、構造までを伝統工法で行う必要がるのかどうかを選択する必要があります。伝統建築の外観上の特徴は、屋根にあらわれます。屋根は勾配屋根で、庇のでは長く、瓦葺、或は、銅板などの金属材料で葺かれています。外壁はモルタル塗りや漆喰壁で、内装には自然素材がふんだんに使われているのが共通的なイメージです。外観を伝統的な建築に見せる場合は、屋根の条件は欠かせないものです。

工務店に伝わる大工の伝統的な技術

和風住宅をつくる技術は、大工によって受け継がれています。大工以外の人間が伝統工法で建築をつくることはできません。工務店の多くは、大工棟梁を創業者としています。現在の大工は工務店の社員となるか、独立している職人もいます。伝統建築の技は、一部の職人により引き継がれ、現在も伝統建築の供給を支えています。通常の木造建築では、木材の加工はプレカットの業者により機械で行われます。伝統的に自ら木材の仕口などを加工する大工は少ないと言えます。本格的な和風を依頼する場合の業者の探し方は、工務店の中から木造建築を手がける業者を選び出すのが先決です。施工実績を見て、気に入った業者を探し出す方法が最も確実です。デザイン的な特徴は屋根に現れます。屋根を見れば、伝統的な建築であることがひと目でわかります。